双六小屋のテン場をベースに山スキーを楽しむ予定だったが、悪天候のため鏡平に停滞し、弓折岳往復で終ってしまった。
来年以降に再挑戦したい。
新穂高の「登山者用駐車場」には十分な空きがあった。
バスターミナルの「登山指導所」に登山届を出してから出発。
左俣林道に入って30分程度で雪が現れた。
予想よりも早くスキーが履けて良かった。
ワサビ平小屋は1階部分が雪に埋もれていた。周囲には誰も居ない。
林道を覆う巨大デブリ。 下抜戸沢からの雪崩と見られる。
スキーは外し、歩いて乗り越えた。 巨大デブリはここ以外でも見られた。
秩父沢を越えたあたり。背後は焼岳方面だが黒い雲が迫っている。
この後、雷雨になった。
予定では大ノマ乗越を越えて双六小屋に行くつもりだったが、悪天候の中を無理するのは控えて鏡平に向う。
ただ、大ノマ乗越に通じる沢筋の真ん中には大きなデブリがあり、乗越付近には雪庇が見られたので、
天候が良かったとしても、弓折岳経由になったと思われる。
鏡平に着いたが、小屋は雪に埋もれて屋根すら見えなかった。
小屋があると思われる場所から100mほど北にテントを張った。
5月1日はここで停滞。一日中雨だった。
写真は5月2日の朝。奥には我々同様に停滞した単独行者のテントが見える。
残念ながら5月2日は下山日。双六岳は時間的に無理なので弓折岳をピストンする。
2430m付近の平坦地にスキーをデポして、急な斜面を直登した。
山頂からは槍・穂高の眺めが素晴らしかった。
テントを撤収して帰路につく。写真は標高2200m付近。
気温の上昇と共に雪が重くなって、スキー操作が辛くなった。
一昨日には無かった雪崩の跡が多数見られた。悪天候の中を無理に行動すると巻き込まれる可能性があるということだ。
左俣林道の雪は新穂高ターミナルの1.5kmぐらい手前まで続く。
帰りにふきのとうを少々採取した。味噌和えにしたら美味かった。
<タイム>
4/30(土) 新穂高駐車場 7:00−バスターミナル7:10−ワサビ平小屋9:30−鏡平14:15
5/1(日) 停滞
5/2(月) 鏡平7:10−弓折岳8:35〜9:00−鏡平10:10〜11:00−ワサビ平小屋12:40−駐車場14:00
以上