妙高 関温泉 バックカントリースキー

2011年1月29日(土)〜30日(日) L酒屋、池田T(記)


パウダースキーのトレーニングということで、その筋では有名な関温泉に出かけた。
新潟県民の皆さんには申し訳ないが、絶え間ない降雪のおかげで期待通りの
パウダースノーに恵まれ、十分に練習できた。

1月29日(曇りのち雪)
 まずは関温泉スキー場のゲレンデで足慣らし。
ここは非常に個性的というか、特徴がある。
リフトがたった2基、コースは3つしかない。
無料の休憩所やトイレが無くて不便である。
はっきり言ってしょぼいスキー場である。家族連れには全くお勧め出来ない。
でも、ここに惹きつけられる人々がいる。その理由として、
圧雪されているのは一部のエリアだけで大部分は未圧雪。かなりの確率でパウダーが楽しめる。
さらに、コースとコースの間の樹林帯を滑っても文句を言われない。皆が滑っている。
※危険を伴うので多くのスキー場では禁止している。
設定されたコースは3つだけだが、樹林帯を好きなように滑れるので、上級者にとってはコースは実質、無限である。
これは山スキーヤーにとっては非常に実践的な練習になる。

我々は昼過ぎまでゲレンデを滑った。最初は滑らかなパウダーなので滑りやすいが、
皆(特にボーダー)が滑りまくると雪面がボコボコに荒れてくるので非常に疲れる。

休憩後、第3リフトのトップからゲレンデ外に出る。
三角と呼ばれる疎林帯までシールを付けて、ハイクアップする。

シールを外して滑降開始。非常に快適である。
ゲレンデにはそのまま戻らずに、バックカントリーエリアに向う。
ここも以前はリフトが架かったコースだったらしいが、今は静かなパウダーゾーンである。
我々以外には1グループいただけで、自分のシュプールを刻むことが出来た。

泊まりは温泉街の宿屋。たっぷりの食事とかけ流しの天然温泉が疲れを癒してくれた。


1月30日(雪)

昨日から降り続いている雪のおかげで荒れたゲレンデも元通り。またまたパウダーが楽しめる♪
(日本海側の一般住民の皆様、ごめんなさい。)
昨日以上に深いパウダーゲレンデを楽しんだ後に、コース外エリアに出る。
今日は第3リフトのトップからちょっとだけ登ってから、トラバースでバックカントリーエリアへ。
緩い斜度の深雪はスキーが前に進まない。先頭を交代しつつ、ラッセルでがんばる。
バックカントリーエリアには誰もおらず、我々が独占状態。
とは言っても、斜度が緩い深雪なので、ちっともスピードが出ない。
最後の40°近い急斜面でやっと普通に滑れた。

宿屋に戻ってひと風呂浴びてから帰路につく。
国道18号線に出るまでの道は両脇が5mぐらいの雪の壁になっていた。
除雪の苦労が偲ばれる。

以上。



第3リフトのトップにある看板。


パウダー天国。もちろん木にはぶつかってません。


どこでもパウダー。