仲間が遭難した時の救助技術を身につけるための"搬出訓練"は最も重要な会行事です。
今年は湖西連峰の梅田口で行ないました。
まずは三角巾の使い方を復習。
帯状にする折り方から始まって、鎖骨が折れた時の利用法等を学びました。
怪我人を背負って運ぶ練習。これはザックとカッパを使う方法。
カッパで被搬送者を包み込むことで結構安定します。
こちらはロープを使う方法。
映画『岳−ガク−』で三歩もやっていました。
これはツェルトで要救助者を梱包した状態。
周囲には搬送時の取っ手となるスリングが出ています。
ツェルトで梱包した要救助者を搬送しています。
実際の登山道は幅が狭いので、このように列になって歩くのは困難と思われます。
これは会装備のスケッドストレッチャー(簡易担架)に要救助者を載せて固定した状態。
狭い登山道で搬送する場合は、前方のロープで引きずることになります。
雪上の場合もソリのように引きずります。
これはスケッドストレッチャーの後端部。
足元からもロープを出してそれを掴み、搬送時の安定を確保します。
実際に斜面を引きずってみました。
前方の人間は犬ぞりのようにメインロープを引いています。
こちらは斜面を降りる所。
最後は吊り上げにトライしました。
手順を忘れないためには定期的な練習が必要です。
いつか来るかもしれない本番に備えて。
以上