恵那山 広河原ルート

2011年2月13日(日) 晴れ  池田T



 スキーが使えそうな近場のルートとして、恵那山の広河原ルートを選んだ。
結果、スキーはラッセルの道具として役立ったが、滑りのほうは自分の技術が未熟なこともあって、 楽しむには至らなかった。
この時期の恵那山を日帰りで登るのはかなり厳しい。

 アプローチの道路は戸沢集落から先は除雪されていない。最奥の民家の前に車を停めるのは気が引けるので、 数百m戻って、広い道路の路肩に車を停めた。そこからスキーを履いて歩き始める。
雪が積もった道路には溝状のトレースが登山口まで続いていた。スキーも入っているようだ。 緩い登りの約4kmを1時間20分かけて歩いた。

 登山口には登山届けのポストあり。本谷川にかかる丸木橋を渡って登山道に入る。 溝状のトレースがあったのでルートは明瞭だったが、斜度が急すぎてスキーで登るのは困難。 数百m進んだ所でスキーは脱いでザック取り付けた。

標高1500mあたりで斜度が緩むのでスキーを再び履く。やがてトレースは途切れがちになった。 スキーを履いていれば雪に潜るのは最大でも膝程度。ツボ足だと深いところでは腰ぐらいまで潜ってしまう。

 標高1700mあたりから尾根上は樹林が開けるのだが、一部では雪庇が形成されており注意が必要。
下りにおいても思い切った滑りは出来なかった。

 13時になったら引き返すと決め、標高2150m付近で時間切れとなる。
山頂はもうすぐと思われたが、シールを取り去って滑降にかかる。
登山口まで一気に滑降と行きたい所ではあるが、若干の登り返しがあったり (うまくトラバースすれば良いのだろうけど・・)、樹林が密だったり、 雪庇が怖かったりして、結構時間がかかってしまった。

 標高1500m以下のスキーを背負って登った所は、やはりスキーを背負って下った。
登山口に着いて再びスキーを履き、緩い下りの未除雪道路を滑って車に戻る。 これは楽で早かった。

 
  未除雪道路には溝状のトレースがあったが結局、誰にも会わなかった。

 
  雪に埋もれかけた登山口の標識。

 
  標高1700mあたりの開けたところ。山頂はまだ見えていない。

 <タイム>阿智村 戸沢集落6:20−広河原登山口7:40−2071m分岐点12:19−山頂手前13:05−2071m分岐点13:29−広河原登山口15:45〜15:55−戸沢集落16:35

以上