2月6日(土)雪 早朝に浜松を出発 天気予報通り、天候は雪 大町温泉から扇沢方面に4〜5キロ進むと冬季ゲート。 ゲート脇は除雪されており駐車する。 そこから扇沢までの7キロは、ばっちり除雪されている。 昼前に登山口に到着。 早速太股までのラッセル。 夏道は全く隠れており、2番目と3番目の堰堤の間の急な尾根を適当に登る。 小一時間で尾根に出る。樹林帯であるものの吹雪が激しく、先に進むのを止める。 日暮れまで時間はたっぷりあるので、雪洞を掘ってみる。 掘る場所は、雪庇の下。 尾根から2mほど離れた位置で積雪は2m以上。 4人で1時間30分で掘りあげる。 食事をすませ、酒もだいぶ入り、饒舌になったクネクネ坂野の 「春の飯豊山で全裸にアイゼンで渡渉した話」に一同盛り上がる。 7時過ぎ、そろそろ寝ようと廣瀬がトイレに出ようとしたところ、 なんと、入り口が落ちてきて今にも閉じ込められそうになっている。 「ヤバイ、脱出だ」 とりあえず、廣瀬が脱出、続いて大山が荷物を纏め脱出。 すでに、ザックを出すのも難しい程に入り口が落ちており、本格的にやばい。 入り口を広げるべく、廣瀬が入り口を掘り始めると、 「ドサッ」と落盤。 雪洞の手前半分が落ち、中から半分埋まった坂野、片岡が目を丸くしている「万歳!!」 と片岡の一言に、緊張の糸が切れて皆で大笑いする。 そこから1時間、像足で酔っ払い4人が突貫のテント設営作業。 ようやくテントに入り火をたき落ち着く。 10:00 ゲート 12:00 登山口 13:00 尾根上 19:00 落盤 20:00 幕営 2月7日(土)雪後晴れ 朝、片岡のアイゼンが埋まっているのに気付き、ひとしきり雪を掘り返し発見。 登頂は到底適わないものの、折角なので時間を切って登る。 さすが北アルプスといった積雪で、深いところでは腰までのラッセル。 尾根上は傾斜の緩い場所が所々にあり、風さえ凌げれば、テントを張る場所には困らない。 1800m付近で時間切れとして引き返すが、その頃から急激に天候が回復する。 登山口まで降りてくる頃には針ノ木岳が綺麗に見え、悔しい思いで一杯になる。 09:00 尾根上 11:30 尾根上 1800m付近 12:30 登山口 14:00 ゲート 今回の雪洞では以下が反省点 ・入り口、天井は硬い雪の必要がある ・入り口は高めにする