会行事の中で最も重要な「搬出訓練」。
今年は「日帰り登山中に事故発生。パーティーのメンバーが協力して自力下山する。」という想定です。
ザックの肩ベルトに棒を通して背負い搬送を行います。
被搬送者の腿が痛くならないようにタオルなどを巻きます。
重い人でも比較的楽に搬送出来ます。
被搬送者は棒の上に乗っているだけなので、
なるべく搬送者の背中にくっつくと安定します。
棒は1本よりも2本のほうが被搬送者の腿が痛くなりません。
ザックと雨具を使った背負い搬送。
被搬送者の下半身が包まれるので安定感があります。
ザックを3つ連結した簡易担架。
怪我人の意識が無い場合、背負い搬送は無理です。
被搬送者が落ちないようにスリングで固定します。
左右にスリングを出して、搬送者が肩にかけて運びました。
こちらはツェルトを使った簡易担架。
中にはマットを敷いています。
左右3箇所ずつスリングを付けて、搬送者が肩にかけます。
これは棒と雨具を使った簡易担架。
ロープを編んで作る簡易担架。
慣れていれば5分程度で出来るとか。
まるでハンモックのようです。
これは昨年購入したスケッチャー(山岳レスキュー用担架)。
日帰り登山の装備ではありませんが、年に1回は使わないと、
使い方を忘れてしまいます。
白いのは「滑り止めシート」。
身長180cmの人でも問題なく梱包できます。
斜面を滑りおろしたり、引き上げる練習。
「滑り止めシート」の効果で体がずれることは無かったとか。
セルフレスキュー能力を維持するためには定期的な訓練が必要です。
またいつか来るかもしれない本番に備えて、
来年も原則全員参加でお願いします。
以上