会員同士の交流を目的とした本企画。11名と夏合宿並みの人数が集まった。 目的地は奥美濃の石徹白にある毘沙門岳。標高は1385mと特に高くはないが、 岐阜県と福井県の県境に位置し、豊富な雪が期待できる。 今回の企画の目玉は雪洞泊。とは言え念のために4〜5人用のテントも2張り用意した。 2/9(土)雪 スノーウエーブパーク白鳥高原スキー場の駐車場(1000円)に車を停める。 除雪されていない林道を数百m歩くと毘沙門岳登山口の標識がある。 出だしは少し急だが、概ね緩やかな登りだ。 リフト山頂駅の脇を通過して、さらに登っていく。 途中で数十人の登山者にすれ違う。皆さん日帰りらしい。 雪が予想よりも少なく、雪洞が掘れるか不安になる。 積雪量が少なくても製作可能なイグルーに切り替えようかと話しながら進む。 標高1201m地点から南に下って登り返し、標高1200mの鞍部を宿泊地とした。 とりあえずテントを張る。肝心の雪洞であるが、雪が多い東側斜面なら 何とか掘れそうである。 一方、イグルーにもチャレンジしようと言う事で、 メンバーが半分に分かれて 作業を開始した。 私は雪洞班。4m程離れて2ヶ所から掘り始め、中でトンネルを連結する方式である。 約3時間かけて11人収容可能な巨大雪洞が完成した。 一方、イグルーのほうは壁は出来たものの湾曲した屋根が作れず、未完成に終わった。 夕食は雪洞に全員が入って大いに盛り上がった。 大きな雪洞だが全員が横になって寝るには狭いので、 5名が残って、残りの6名はテントで寝た。 夜半まで風雪が強かったらしいが、雪洞の中では全く分からなかった。 暑くも寒くもなく、とても快適な一晩であった。 2/10(日)晴 新雪がまぶしい良い天気である。 朝食後、3グループに分かれて毘沙門岳に登った。 山頂からの見晴らしは中々良かった。 雪は少なめであったものの、目的は達成できた山行であった。 以上。