前日通過した台風と、台風に刺激された秋雨前線により、数日前から雨であった。 10月7日(晴れ) 入渓は明神谷の橋。 8月に見たときは水が殆ど流れていなかったが、今日は勢い良く流れている。 また、水に若干の濁りがある。 入渓後間も無く取水堰堤で、堤の全面から勢い良く水が流れている。 堰堤右側にある施設に柵を越え進入し、堰堤を突破。 すると、いよいよ水の勢いは増し、ちょっとした渡渉も腰まで浸かるほどになる。 特に、体重の軽い大山さん、池田ささんは流されそうになることがしばしば。 池田たさん、花里さん、重量級の廣瀬がフォローに廻る。 前半は大きな滝こそ無いが、2m程で釜を持つ滝が連続する 特に、トイ状の2mの滝の右岸のへつりは、かなりの緊張を強いられた。 前半の高巻きは2回。 最初はゴルジュ突破のため左岸を高巻く。 この高巻きは復帰が危ぶまれるほどに尾根を高く上がる。 次の高巻きは、大釜と洞窟を備えた3mの滝を越える。この高巻きも左岸。 この高巻きが終了するとオウダ沢の出合い。このあたりで一旦河原は広くなる。 ここから後半で、一度大きく左岸を高巻くが、たいした難所も無い。 西魚岳沢、東魚岳沢の出合いにくると広河原となる。 焚き火の跡も見られた。 両沢を越えると本流の水量も減り、ようやく本流の渡渉も困難を感じなくなる。 ここから二股までは、あっというまに到着 二股の高台には、ちょうど4-5人用のテントが張れそうな砂利地があり、 ここをテント場とした。 その晩、花里さんと廣瀬は、十六夜のまぶしい程の月明かりを楽しみながら、 焚き火の横で寝た。 10月8日(快晴) 朝から快晴 二股からすぐ2〜3mほどの滝を数本越えると、崩壊地からの押し出しで できた広いガレた河原となる。この河原を過ぎ30分ほどで水は涸れ、 靴を換えて斜面を登る。斜面は傾斜がキツイものの、 藪も無く30分ほどで稜線に出る。 稜線は背の低い笹で、なんとなく踏み跡がある。 大無間からは踏み跡がしっかりしており、問題無く進めるが、 鋸刃のアップダウンに体力を奪われ、下山にも関わらずヘロヘロ。 10月7日(土) 06:50 入渓 07:30 取水口 13:30 オウダ沢出合い 14:40 西魚岳沢出合い 15:30 魚無沢・アザミ沢 二股 10月8日(日) 06:00 二股 10:00 稜線 12:00 大無間山 18:00 登山口