天竜川/神妻沢川
5月28日(土)晴れ
メンバー:廣瀬、ヤマメ
 
 
シーズン到来を告げる一本
傾斜が緩く、お気楽そうな沢をチョイス。

下川合の駅を神妻に向かうと、神妻沢川の左岸すぐに大きな家がある。
その家の横から沢沿いに林道が通っている、その林道を少し登ったJR鉄橋下に
車を停める。

入渓点はそこからすぐ、沢はそれほど水量が無い。
出だしに堰堤を2つほど越え、そこからはダラダラの河原歩きとなる。
先ほどの林道は左岸に寄り添っている。
どうせ河原歩きなので、林道を歩くべきか・・・。
途中、橋をくぐり林道は右岸の渡る。
入渓からおよそ2時間、2本目の橋に到着
ここまで滝らしいものといえば、2本目の橋の直前に3mチョックストーンの滝
が2つあっただけだった。

いよいよこれより傾斜を増し、素敵な滝にめぐり合える予感。
2本目の橋を過ぎるとすぐにおよそ10mくの字の滝が現れた。
それまでたいした滝が無かった分だけ感激。左岸を高巻く。
巻き終わるとすぐ、3m逆くの字の滝、これも左岸を高巻く。

続いて7mくの字の滝。その滝の直後には、はっきり見えないがくの字の滝が控
えているようだ。
1本目の滝は登れそうだったが、次に滝はどうなるか解らない。
しかたなく右岸を高巻く。斜面は一枚岩に砂利が乗った状態、木の根に捉まりな
がら高巻きはスリル満点。
かなり高い位置まで高巻き、2本の滝の上部に、最後は細引きを使い沢へ復帰。

そこから少しで、次はツボを備えた5mのスダレ状の滝。
幸い、滝にかかった太い丸太を伝い、ツボを越え、滝の中間まで登り、そのまま
直登。

続いて、ツボを備えた7m逆くの字のとい状の滝
これは簡単に直登できたが、登りきってすぐに3m大岩のチョックストーンの滝
があり、登れそうだが全身水浸しが避けられそうに無い。思案した結果、左岸を
高巻く。
この高巻きが恐ろしく、滑落すれば、直登した7mの滝の下まで落ちかねないの
で、注意深く進む。
なお、高巻きの下降点が非常に悪く、細引きを2本つなぎ無理やり降りる。
この終了点が、戸口山方向の沢と、樫山方面の沢との分岐
水量は共に同じくらい。この分岐を戸口山方向にとる。

すると、今まで滝の連続だった沢が急に緩やかになるとともに、源流部かと思わ
れるほど水量が激減。
沢には枯れ木や、ヤブが覆いかぶさり進むのに苦労する。
そこからおよそ1時間で3本目の橋に到着。
水もちょろちょろで、林道に上がることに決定。
戸口山山頂を目指す。

林道は舗装はされていないものの、よく整備されている。
林道を進むと舗装された立派な林道に出る。
この舗装された林道をさらに登ると、高圧電線が現れる。
その電線の下を通るように登山道が延び、およそ1時間30分で戸口山山頂。
展望は全く無く、小さい標識だけある。


下山は、帰りは高圧電線の下沿い、下の林道まで降りる。
さらに、林道を少し歩き、戸口山から神妻集落に進む作業道を利用し川の右岸に
出る。

なお、高圧電線の下の刈り払った藪には立派なワラビが伸び放題。
さらに、林道脇にはタラの木も伸び放題。
来年の春が楽しみ


以上